合宿



2013年6月3日月曜日

人間文化学科 木内進平(火7-8)

 今回の作品は、「人はなぜ治るのか」(アンドルー・ワイル著/上野圭一訳)である。
 僕たちが読んだ部分は、治癒の本質と題されている一節だった。その内容は、人間の本来持つ自然治癒能力についてであった。
 古代から世界中で傷を手当てする薬が作られたが、ひとつとして治癒力を高める薬はなかった。かえって治癒を妨げるものもあった。人間は、痛みを和らげる作用しかない薬でも、それを使ったことで痛みが消えたからとすぐにこの薬は、治癒を速めたんだと勘違いしてしまう。 その本当の理由は、やはり自然治癒力のおかげであり、その薬がたまたま自然治癒のさまたげにならなかっただけである。自然治癒力はたとえ器官の損傷でも治してしまう。
 人間の薬に対する誤解は、現在もある。病気になればすぐ薬の登場である。それで、病気が快方へ向かえば、患者は薬のおかげだととらえ、もっと薬を求める。薬が来ればまた飲んでよりよくなって、また薬を求める。この繰り返しである。ただでさえ治癒力を低下させるおそれがある薬を服用していると、本当に薬なしで生きられなくなる。これは結果的に、患者の体をむしばんでいることになる。このような事態になりつつあるのは、患者の薬に対する認識の問題だけでなく、病院側も薬についての情報を患者にわかるよう提供しているかどうかの問題でもある。病院側の歩み寄りで患者の薬への認識がより明瞭になることは確かだ。病院は、患者を心身ともに治療する場所であることを決して忘れてはならない。

2 件のコメント:

  1. このレポートは6/4にした授業の分のレポートです。何らかの理由で日にちと時刻が間違えて反映されています。ご了承ください。

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  2. 人間文化学科 冨永隆太2013年6月5日 17:29

    確かに、病院のあり方について改めて考えさせられる授業でした。患者、医者両方の理解や改善が必要なのだと思います。

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